YOUNESS以外にも現在多くの除菌用のハンドジェルが販売されていますが、TOAMIT(東亜産業) のハンドジェルはコロナ禍においてよく見かけるようになった製品の1つではないでしょうか?
同じハンドジェルでも、除菌・消毒効果や使い心地は製品によってまちまちです。
そこで今回はYOUNESSとTOAMIT(東亜産業) のハンドジェルについて、
- アルコール濃度
- 価格
- 内容量
- 香り
- 使い心地
- 成分
などの要素で詳細に比べていきたいと思います。
YOUNESSとTOAMIT(東亜産業) のハンドジェルスペック比較
まずは、YOUNESSとTOAMIT(東亜産業) ハンドジェルのスペックについて見ていきましょう。
名称 |
YOUNESS |
TOAMIT(東亜産業) ハンドジェル |
アルコール濃度 |
60% | 約56% |
内容量 |
60ml |
500ml |
価格 |
3,300円 |
オープン価格 |
香り |
ヒノキ/ユーカリの香り |
無香タイプ |
成分 |
エタノール、水、o-シメン-5-オールカルボマー(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))、
クロスポリマー、ヒノキ油、ユーカリ葉油、ニュウコウジュ油、AMPD、メチルパラベン <保湿成分> BG、加水分解ヒアルロン酸、グリセリン、ユズ果実エキス、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム |
エタノール、水、グリセリン、カルボマー、TEA、メチルパラベン、フェノキシエタノール、EDTA-2Na |
要素を並べてみるだけでも結構違いますね。
より詳しく比較するためにそれぞれの項目について、以下から詳しく解説していきます。
アルコール濃度
ハンドジェルを選ぶ時、アルコール濃度は一番大事な要素です。
新型コロナウイルス対策でアルコールを使う場合、高濃度のアルコールを選ぶことでウイルスの膜を壊し無毒化できます。
「じゃあ99%のより純度の高いアルコールを使えばいいんじゃない?」と考えてしまいそうになりますが、アルコールの濃度が高すぎてもウイルスに十分に作用する前に揮発してしまうため60%~80%の濃度が良いと考えられています。
2つのハンドジェルのアルコール濃度を見てみると、
- YOUNESS:60%
- TOAMIT(東亜産業) ハンドジェル:約56%
とわずかですが差がありますね。
ちょっと専門的な話になってしまいますが、ウイルスの不活性化が目的の場合この少しの差が大切なんです!
低中濃度のハンドジェルが全く効果がないわけではありませんが、高濃度(60%以上)と低中濃度(40%以上)ではウイルスへの作用の仕方が変わります。
特に外出先で手洗いの代わりにハンドジェルを使う場合は短時間で除菌できる高濃度のものを選ぶことをおすすめします。
内容量
YOUNESSとTOAMIT(東亜産業) ハンドジェルの内容量は、
- YOUNESS:60ml
- TOAMIT(東亜産業) ハンドジェル:500ml
と8倍以上の差があります。
これは元々使用に想定されている場面が異なるため一概にどちらがいいとは言えませんが、ハンドジェルはどちらかと言うと外出先で使うことの方が多いので持ち歩きのしやすさで言うとYOUNESSに軍配が上がりますね。
価格
TOAMIT(東亜産業) ハンドジェルはオープン価格で、ECサイトを確認したところ800円代で販売されていました。
対する YOUNESSは税込3,300円と、正直言ってお高いです。
でも使ってみて、その理由はあると分かりました。
YOUNESSはかなりこだわりを持って作られており、配合されている成分にもそれが現れています。
どのようにこだわり、どんな成分が配合されているかは、後程ご紹介しますのでぜひご覧くださいね。
香り
ハンドジェルなどのケア製品を選ぶ際に「香り」を基準にしている方も多いはず。
かくいう私も香りだけではないものの、ボディケアや入浴剤を選ぶ時香りはとっても大事な要素です。
自分の好きな香りを嗅ぐと、とっても気分がよくなります。
リラックスしたい時、気分を変えたい時、集中力を高めたい時、お風呂でぼんやりと心身を休める時、場面に合わせて違うアイテムを変える程。
そんな私なのでTOAMIT(東亜産業) ハンドジェルのように無香料のものは、どんなシーンでも使いやすいという利点はあるものの、やはりどこか物足りないと感じてしまいました。
かといって、香りによっては使う場面が限られてしまうし・・・本当に香りの世界は奥が深いのです。
YOUNESSはヒノキに、ユーカリの香りが混ざったさっぱりした香調が特徴。
アロマセラピーでは、香りによって異なる特徴があると考えられており、 YOUNESSに含まれている精油にはこんな効果があるとされています。
精油の種類 |
効能 |
ヒノキ油 |
|
ユーカリ油 |
|
ニュウコウジュ油 |
|
ウッディ・グリーン系の香りと、アルコールの清涼感があいまってかなりさっぱりとした清潔感ある使い心地です。
しかし、ヒノキの香りがベースなのでリラックス効果も高く、目をつぶって深呼吸するとまるで森林浴をしているような心地に。
ウッド系の香りは濃厚なものも多いですがYOUNESSはさわやかで重たさがないので、外出先・仕事中の気分転換・帰宅して手洗い後など、どんな場面でも使いやすいです。
保湿成分
YOUNESSとTOAMIT(東亜産業) ハンドジェルに配合されている保湿成分を比較してみましょう。
YOUNESS |
TOAMIT(東亜産業) |
|
保湿成分 |
|
グリセリン |
YOUNESSには、5種類の保湿成分が配合されています。
TOAMIT(東亜産業) ハンドジェルの保湿成分はグリセリンのみ、とかなりシンプルな処方でした。
成分表示では水の次にグリセリンが記載されていたため、配合量としては少なくはないと予想されますが、使った感じではかなり軽くさっぱりした感じでした。
YOUNESSもさっぱりめですが、なめらかな感じはあります。そして毎日使っていても乾燥しにくい。
ハンドジェルやアルコールスプレーを日常的に使うようになって、手荒れに悩まされている方も増えているようです。
感染症対策なので仕方がない部分もあるのですが、アルコール濃度が高い除菌グッズは手肌への刺激が強いものも多く…。
私も、新型コロナが問題になってから間もない時期には、「とにかく消毒!!」とかなり強いアルコールスプレーや除菌シートを1日に何度も使用していました。
しかし、ほどなくして悩まされたのは、手のかさつき・ささくれ・ごわつき・・・。
そう、強すぎる除菌グッズを毎日何度も使っていたため、乾燥が進み美容的には残念な状態になってしまったのです。
ハンドクリームを塗っても、内部は乾燥している感じがして「これは良くない!」と保湿成分が入っているハンドジェルを利用するようになり、かなり改善されました。
手指の乾燥でお悩みの方、原因はアルコールなどの除菌グッズの可能性も考えられます。
お使いの除菌グッズの成分を確認して、保湿成分が入ったものを使ってみてもいいかもしれません。
比較結果:YOUNESSがおすすめ
YOUNESSとTOAMIT(東亜産業) のハンドジェルを比較した結果、
- アルコール濃度60%と十分な濃度が含まれている
- 保湿成分、香りなど使い心地が良くなるこだわりが満載
- リッチな使い心地と高級感あるボトルデザインで使うのが楽しみ
という理由でYOUNESSがおすすめという結果になりました。
実際に使っている様子を写真付きでレポートしたいと思います。
まずはパッケージ。
手に1プッシュ出したのがこんな感じ。
ジェルは透明で、肌に乗せた瞬間からじゅんわりと馴染みます。ちょっと遠近感でボトルが小さく見えていますが、実際はもう少し大きめです。
最初はアルコール独特の香りがして、少し経ってYOUNESSならではのヒノキのいい香りがしてきます。
アルコールは揮発するので独特のツンとした匂いも残りません。
食事前に使っても香りが邪魔をすることもないですし、後につけるハンドクリームや香水の香りが変わることもありません。
TOAMIT(東亜産業) のハンドジェルがおすすめなのはこんな人
TOAMIT(東亜産業) のハンドジェル amazon販売ページ
TOAMIT(東亜産業) のハンドジェルがおすすめなのは、
- 高濃度のアルコールが苦手
- 無香料のハンドジェルを使いたい
- 家族や仕事場など複数人で使うので大容量がいい
という方でしょう。
TOAMIT(東亜産業) のハンドジェルは、アルコール濃度が比較的低めで本体ボトルにもアルコール添加を「清涼剤、容剤として」と但し書きがしてあります。
これは医薬品でなく化粧品として販売しているという事情もあるかと思いますが、アルコール濃度が高いと手荒れしてしまうという方にとってはかえって使いやすいかもしれません。
また、無香料なので香りが苦手な方、香り付きのハンドクリームや香水を使用される方でも使いやすいでしょう。
500mlという大容量は持ち歩きには不便ですが、ご家族やオフィスなどの場ではむしろ使い勝手がいいかもしれません。
繰り返しますが、アルコール濃度は低いので心配な方は手洗いと併用するなどの工夫をおすすめします。
YOUNESSがおすすめなのはこんな人
では、YOUNESSがおすすめなのはどのような人でしょうか?
- 成分や使用感にこだわりたい
- 高級感のあるパッケージがいい
- アロマなどよい香りがするケアグッズが好き
- 除菌と手荒れケアを並行して行いたい
- 外出先で使いたい
YOUNESSは鹿児島県の老舗酒造「西酒造」のアルコールを使用したハンドジェルです。
その歴史とこだわりが詰まった製法で作られたアルコールをハンドジェルに使用しており、他にはない使用感の良さを実現しています。
60%と高いアルコール度数ですが、2種類のヒアルロン酸を含む5種類の保湿成分が含まれているため、さっぱりしながらも乾燥を防いでくれると使っていくうちに感じました。
スリムで持ち運びやすいパッケージなので、ポーチやバッグに入れて外出先でもササっと除菌ができますよ。
ガラスボトルにキャップが付いているので、中身が漏れたりすることもありません。
まとめ
今回は、YOUNESSとTOAMIT(東亜産業) のハンドジェルについて比較しました。
YOUNESSのハンドジェルの特徴は以下の通り。
- 除菌効果が期待できる60%の高濃度アルコール
- ヒノキがベースの爽やかなウッド調の香り
- 5種の保湿成分配合で手指の乾燥を防ぐ
- 高級感と利便性が両立されたパッケージ
TOAMIT(東亜産業) のハンドジェルは、
- 56~59%のアルコール濃度
- 使いやすい大容量ポンプ式
- 無香料
という特徴があることが分かりました。
どちらも良い点があるのですが、十分なアルコール濃度が含まれていること・外出先でも使いやすいこと・香りや保湿成分など付加的な部分もこだわりが見られることから、YOUNESSをおすすめします。